私が山形で馬と出会った場所。「やまがた馬まつり」が20回目のFINALを迎えます

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2026年9月27日(日)、山形市の蔵王みはらしの丘ミュージアムパークで「YAMAGATA UMA FESTA 2026 やまがた馬まつり FINAL」が開催されます。

今年で20回目。

そして、今年が最後の「やまがた馬まつり」です。

今年も、実行委員として会場にいます。

でも私にとって「やまがた馬まつり」は、毎年参加している馬のイベント、というだけではありません。

今こうして馬に乗ったり、馬の世話をしたり、馬について文章を書いたり。

いろいろな形で馬と関わるようになった私にとって、ここはひとつの「始まり」ともいえる場所です。

今回はFINALのお知らせと一緒に、少しだけ、私と「やまがた馬まつり」の話をさせてください。

始まりは、何気なく見た一本のYouTube動画でした

まだ私が、今のように馬と関わっていなかった頃。

YouTubeで、ある動画を見ました。

そこに映っていたのは、座位をとることが難しい脳性麻痺の子どもと、馬との関わりでした。

最初は支えてもらいながら馬に座っていた子が、馬の上で少しずつ自分で身体を支え、座位をとっていく。

その様子を見ながら、

「馬って、こんな力を持っているんだ」

と、とても驚いたことを覚えています。

もちろん今なら、動画で見た変化だけを取り上げて「馬に乗ればこうなる」と簡単に言えることではないと思っています。

その子自身の力もあったでしょうし、関わっている方々のサポートや、それまでの積み重ねもあったはずです。

ただ当時の私にとっては、馬と人との関わりの中に、こんな可能性があるんだと知った出来事でした。

ちょうどその頃の私は、英語教室を運営していました。

仕事が嫌だったわけではありません。

でも心のどこかに、

「このまま、これを続けていくのかな」

という気持ちがありました。

そして、もうひとつ。

障がいがあるとか、ないとか。

そういうことに関係なく、いろいろな人が一緒に生活していける社会だったらいいなぁ、と漠然と思っていました。

じゃあ、自分に何ができるのか。

それは全然わかりませんでした。

特別な知識があるわけでもないし、具体的に何かを始めようとしていたわけでもありません。

ただ、

「自分にも何かできることがあったらいいな」

そんなことをぼんやり考えていた頃に出会ったのが、その動画でした。

そのときは、動画を見て終わり。

動画に出ていた事業所さんも、そこに映っている方々のお顔すら覚えていませんでした。

まさか、その一本の動画が、この先の自分につながっていくなんて思ってもいませんでした。

急にできた休日に見つけた「馬のいるカフェ」

それからしばらくして、新型コロナウイルスの感染が広がり始めた頃のことです。

まだコロナについてわからないことも多く、学校で感染した子がいると聞いただけでも、レッスンをお休みしなければいけない時期でした。

その日も私は、いつものように自分の教室へ行ってレッスンの準備をしていました。

すると、学校で感染した子がいるためレッスンをお休みする、という保護者から連絡が入りました。

レッスンがお休みになれば、自分の教室もお休み。

突然、ぽっかり時間が空きました。

さて、何をしよう。

せっかくできたお休みだし、何かすることないかなぁ。

そんな感じでGoogle検索をしていたとき、たまたま見つけたのが、みはらしの丘にオープンする?した?「馬のいるカフェ」でした。

馬のいるカフェ?

へぇ〜。

行ってみよう。

本当に、それくらいでした。

そしてカフェのサイトを見てみると、そこに掲載されていたチラシに、

「ボランティア募集」

と書いてありました。

それもちょっと気になりました。

「あまり詳しくないけど、ボランティアできるのかなぁ」

とはいえ当時の私は、「馬のことなら任せてください!」なんて、とても言えるような人ではありません。

以前、サーフィンをしていた頃に、時間ができたとき、たま〜に引き馬で馬に乗せてもらったり、馬のお世話をさせてもらったりしたことがあるただの動物が大好きな人。

馬との経験といえば、そのくらいでした。

馬について自分から詳しく調べたこともなければ、馬に関わる活動を探したこともありません。

だから「ボランティア募集」の文字を見ても、

「私みたいな感じでも、ボランティアってできるのかなぁ」

と思ったくらい。

とりあえずカフェに行って、もし聞けそうだったら聞いてみよう。

本当に、それくらいの気持ちで出かけました。

今につながる何かを探しに行ったわけでもありません。

「これから馬に関わっていこう」と決心していたわけでもありません。

急に時間ができて、Googleでたまたま見つけた「馬のいるカフェ」が気になった。

サイトを見たら、チラシにボランティア募集と書いてあった。

だから、

「へぇ〜。行ってみよう。ついでにボランティアについて聞けたら聞いてみようかな」

そのくらいでした。

そこで出会った人が、まさか「あの動画の人」だった

そして、その日カフェで出会ったのが、高橋さんでした。

「やまがた馬まつり」の実行委員長です。

当時も今もお忙しい高橋さん。

カフェのスタッフの方にチラシのボランティア募集について伺うと、少し待ってもらったら高橋さんが来るからと・・・。待たせていただいて。

気さくな感じてきてくださった高橋さん。色々話を伺っていました。

そこでふと、私は以前YouTubeで見た動画のことを思い出しました。

動画のタイトルも覚えていない。

出ていた人の顔も覚えていない。

ただ、座位をとることが難しい脳性麻痺の子が馬に乗り、自分で身体を支えて座る姿が、とても印象に残っていました。

「あの……前にYouTubeで、こういう動画を見たことがあって……」

そんなふうに話したんだと思います。

すると、高橋さんが、

「え、それ私……。」

さらっと。

え?

あの動画の?

あの人?

……目の前にいる、この人が?

本当に鳥肌が立ちました。

今でも、あのときのことは覚えています。

だって私は、その動画を見て高橋さんを探したわけではないんです。

失礼ながら顔すら覚えていませんでした。

ホースセラピーについて詳しく調べて、活動している人を探していたわけでもありません。

ましてや「馬に関わることを始めよう」と思って、ボランティア先を探していたわけでもない。

たまたま仕事が休みになって。

たまたまGoogle検索をして。

「馬のいるカフェ」を見つけて。

サイトに載っていたチラシの「ボランティア募集」がちょっと気になって。

「私くらいの馬経験でもできるのかなぁ。聞けたら聞いてみよう」

くらいの気持ちで行った場所に、

ずっと前に何気なく見て、心に残っていた動画の中の人がいた。

さすがに、

「こんなことある?」

と思いました(笑)。

そして「やまがた馬まつり」へ

その出会いをきっかけに、私はその年の「やまがた馬まつり」にボランティアとして参加することになりました。

そして翌年からは、実行委員として関わるようになりました。

でも私にとって大きかったのは、馬まつりに参加するようになったことだけではありません。

このイベントで出会った馬たちとの縁も、その後へ続いていきました。

そこからまた別の活動につながったり、馬のことをもっと知りたいと思うようになったり。

乗馬をするようになって、馬の世話をするようになって。

馬房を掃除したり、ブラシをかけたり。

馬の耳や目、立ち方やちょっとした仕草を見ながら、

「今日はどんな感じかな」

なんて考えることも増えました。

そして今では、こうして馬について文章を書くことも、私の活動のひとつになっています。

最初から「馬に関わる人生にしよう」と決めていたわけではありません。

むしろ、全然そんなことは考えていませんでした。

気がついたら、馬がいた。

そして馬を通して出会った人たちがいた。

そのひとつひとつをたどっていくと、私にとって「やまがた馬まつり」は、やっぱり特別な場所です。

山形で馬と出会い、人と出会い、今の私につながっていった場所。

そんなふうに思っています。

9月27日開催|YAMAGATA UMA FESTA 2026 やまがた馬まつり FINAL

そして今年、「やまがた馬まつり」は20回目を迎えます。

チラシには、

「20年間、たくさんの笑顔と感動をありがとう!!」

そして、

「今年で最後の『やまがた馬まつり』です」

と書かれています。

20回目。

そして、FINALです。

正直、ほんとうに寂しいです。

だって、ここから始まったものが私にはたくさんあるから。

でも、「終わってしまう」だけではないとも思っています。

この場所で出会った馬たち。

ここで出会った人たち。

そこから始まった活動。

そして、馬と関わるようになった私自身。

馬まつりから生まれたものは、イベントがFINALを迎えたからといって、全部なくなるわけではありません。

少なくとも私の中では、これからも続いていきます。

YAMAGATA UMA FESTA 2026 やまがた馬まつり FINAL 開催概要

開催日:2026年9月27日(日)

時間:9:30〜15:00

会場:蔵王みはらしの丘ミュージアムパーク

住所:山形県山形市みはらしの丘二丁目32番地

雨天決行

主催:やまがた馬まつり実行委員会

共催:蔵王みはらしの丘ミュージアムパーク

YAMAGATA UMA FESTA 2026 やまがた馬まつり FINAL公式チラシ

※イベントの内容や当日の最新情報については、やまがた馬まつり公式サイトをご確認ください。

やまがた馬まつり公式サイト
https://uma-festa.com/

今年も、実行委員として会場にいます。

「馬がいるんだ。ちょっと行ってみよう」でもいい

馬が大好きな方はもちろんですが、

「馬を近くで見たことがない」

「馬ってどんな動物なんだろう」

「ちょっと馬に会ってみたい」

「なんだか楽しそうだから行ってみようかな」

そんな方にも来てもらえたらうれしいです。

最初から何か大きな目的なんて、なくてもいいと思うんです。

私自身がそうでしたから。

「馬のいるカフェ?」

「へぇ〜。行ってみよう」

本当に、そこからでした(笑)。

あの日、何気なく出かけた場所で、その後何年も続いていく出会いをもらいました。

だから今年の馬まつりも、誰かにとってそんな一日になったらいいなと思っています。

あの日の「へぇ〜、行ってみよう」から今まで

あの日。

いつも通りレッスンがあったら。

急に仕事がお休みにならなかったら。

ぽっかり空いた時間にGoogle検索をしなかったら。

「馬のいるカフェ」という言葉に目が止まらなかったら。

カフェのサイトに掲載されていたチラシを見なかったら。

そこに書かれていた「ボランティア募集」を見て、

「聞けたら聞いてみようかな」

と思わなかったら。

今の私は、馬とこんなふうに関わっていなかったかもしれません。

そして、もっと前。

あのYouTube動画を見たときには、もっと想像もしていませんでした。

動画の中にいた人と、まったく別のきっかけで後に出会うなんて。

その人たちと一緒に馬の活動をするようになるなんて。

やまがた馬まつりにボランティアとして参加して、その翌年から実行委員になるなんて。

そこで出会った馬たちとの時間が、その後も続いていくなんて。

そして今、こんなに馬が大好きになっているなんて。

人生って、どこで何につながるかわからないものですね。

でも、だから面白いのかもしれません。

最後に|私の始まりの場所へ

2026年9月27日。

私にとって大切な「やまがた馬まつり」のFINALです。

今年も実行委員として、会場にいます。

20回続いてきた馬まつりの最後の一日。

たくさんの方と一緒に、馬たちと過ごせたらうれしいです。

いつも会場にはたくさんの笑顔があふれています。

そしてもし、この日初めて馬に会った誰かが、

「馬って、いいな」

と思ってくれたら。

その小さな気持ちが、いつか何かにつながっていったら。

あの日、何気なく「へぇ〜、行ってみよう」と出かけた私が、この場所からたくさんの出会いをもらったように。

FINALとなる今年の「やまがた馬まつり」も、誰かにとっての小さな「始まり」になる一日だったらいいなと思っています。

会場でお待ちしています。

参考資料・参考情報

YAMAGATA UMA FESTA 2026 やまがた馬まつり FINAL 公式チラシ
やまがた馬まつり実行委員会
2026年9月27日の開催日時、会場等の開催情報を確認。

やまがた馬まつり公式サイト
やまがた馬まつり実行委員会
https://uma-festa.com/
やまがた馬まつりの公式情報・最新情報。

※この記事のYouTube動画との出会い、うまCafeを訪れた経緯、ボランティア・実行委員としての活動については、筆者自身の体験をもとに記載しています。


この記事を書いた人

ウエスタン乗馬と馬が大好きで、山形で馬たちと関わりながら、乗馬や馬のお世話、ホースマンシップについて学んでいます。

私が山形で本格的に馬と関わるようになったきっかけのひとつが「やまがた馬まつり」でした。

馬に乗ることだけではなく、ブラッシングや馬房掃除、馬を観察しながら一緒に過ごす時間も大切にしています。

私は専門家ではありません、実際に馬と関わる一人として、信頼できる資料を確認しながら「馬のことをもっと知りたい」という想いで記事を書いています。